今週のあの店・この人
不動産ベストライン 代表取締役 荒木 禧充 さん
「気になるゴリラとの関係性・・・」
不動産ベストラインは、店舗の外壁に掲げられた笑顔のゴリラの看板が目印。不動産業界もCMなどでいろいろなキャラクターを使用する時代ですから、さほど珍しくはないかもしれません。ところが、お店のドアを開けて一歩足を踏み入れてびっくり。お店の前に描かれていたゴリラそっくりの男性がニコニコしながらイスに座っています。
何を隠そうこの方が、不動産ベストラインの社長である荒木禧充さん。不動産業界に携わって約20年になります。以前は別の会社に勤めていましたが、40歳を前に一念発起。「良いも悪いもすべて自分の責任でやってみよう」今の会社を設立し、今年で6年目になるそうです。気になるゴリラとの関係性を尋ねてみると、「私をデザインしてもらったんですよ(笑)」とのこと。似ていて当たり前だったんですね。自分をゴリラ風にデザインした理由は、少しでも親しみを持ってもらうため。「どうしても一般の方からは不動産屋さんに対して怖い、うさんくさいというイメージを持たれがちなので、小さな相談事でも気軽に寄っていただきたいという思いを込めました」。
仕事の上で大切にしているのは、部屋が決まった後のアフターケア。入居した後に思わぬアクシデントや想定していなかった事態が生じることもしばしば。「特に賃貸の場合は『貸しっぱなし』にせず、お客さまの訴えたいことやSOSをきちんとお聞きして対応していくことを大事にしたいと思っています」。
そんなとっても生真面目な荒木さんの仕事ぶりに、リピートするお客さんも少なくありません。創業当時にアパートを借りた独身の方が、結婚や出産などを機に広いアパートや家を建てるための土地を探して欲しいと依頼に訪れるなど、何年も経ってからまたお店に来てくれることも。「お金では買えない幸せです」とうれしそうに教えてくれました。
ちなみに、覚えられやすい顔をしているせいか、休日や仕事帰りなどいつどこにいてもお客さんに声を掛けられるとのこと。見かけたら思わず声を掛けたくなってしまう、そんな誰にでも親しまれる荒木社長でした。
不動産ベストライン 函館市美原3丁目6-8 TEL:0138-85-6502 ホームページへ
※2023年7月に移転しました。新住所:函館市石川町350番地21 カーサ・デ・クエルノⅡ 1F