今週のあの店・この人
トーショウコーポレーション 石垣 智恵子さん
「何度でも分かりやすくをモットーに」
今回取材に応じてくださった石垣さんは、トーショウコーポレーションで賃貸・売買・管理・保険に関わることなど、不動産業務全般に携わっていらっしゃいます。そこで、同社が入居者の募集や管理運営などを担当している松風町の高齢者向け住宅「Gウェーブ松風」について、入居希望者になったつもりでお聞きしてみました。
まず、「Gウェーブ松風」に入居できるのは、自分で日常生活を営める60歳以上の方。足腰に優しいクッションフロアの床は段差のないバリアフリーで、オール電化で火の心配もありません。
通常のマンションなどと大きく異なる点は、「緊急通報システム」への加入が入居の条件となっていること。これに加入していると、トイレやお風呂などで気分が悪くなった際に備え付けのボタンを押すことで、自宅に駆け付けてもらうことができます。緊急通報システムは函館市で提供していますが、65歳未満の場合などには函館市のサービス対象外となるため、同社グループ会社が提供する民間のサービスに加入することになります。
もうひとつ通常の賃貸住宅と大きく異なっている点がある、と石垣さん。何だろう?と思いつつ話の続きに耳を傾けると、「皆さんの所得によって家賃が変わってきます」と思いも寄らぬ一言が。前年(1~12月)の所得により、その年(10月~翌年9月)の家賃が変動するそうです。と言っても基本料金から高くなることはないので安心。所得に応じて函館市から家賃の補助が行われることにより、本来の家賃よりも安く済める場合が多いとのこと。「年収が低い場合には、一番安いお部屋は5万9,000円から入居できますよ」と教えてくれました。予想していたよりも意外と安くて驚きです。
函館駅前という場所柄、郵便局も銀行も近く、棒二森屋の地下食品売り場にも徒歩で行けるため、入居者の皆さんにはとても喜ばれているそう。交通の便が良いので各病院などに行くのにも便利で、敷地内にもクリニックと調剤薬局があるので安心できそうです。
「Gウェーブ松風」について聞くのは初めてでしたが、石垣さんが分かりやすい説明をしてくれたおかげで、概要を把握することができました。聞けば、「話が込み入っていてご年配の方には分かりにくいので、何度も分かりやすく説明するようにいつも心がけている」とのこと。うれしい心配りですね。事前に申し込めば、お部屋の見学や担当者による詳しい説明を受けることも可能なので、興味のある方はぜひ。
トーショウコーポレーション 株式会社 函館市中道1丁目1-12
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