今週のあの店・この人
スマイル 代表取締役 新井田 政人さん
「心に留めている教え ＹＡＫＹＵから学んだこと」
有限会社スマイルの新井田社長がいつも心がけているのは、「相手の気持ちになって考えること」。このことは、野球部に所属していた学生時代に体で身に付いたといいます。三塁を守備していてボールを取った場合、一塁手や二塁手の捕球しやすい高さに投げるのが鉄則。ただ投げれば良いのではなく、相手のことを考え、相手の立場になってプレーすることを叩き込まれました。不動産業に携わるようになってからもずっと、心に留めている教えです。
そんな新井田さんの一年に一度の楽しみは、矢沢永吉のコンサートに参戦すること。中学生の頃から彼のファンで、今も毎年12月には欠かさず武道館に出かけます。ファンの中には、杖を突いている方や車いすの方など、高齢の方も少なくないとか。ただし、コンサートが始まれば年齢は関係ないようで、「車いすの方もタオルを放り投げていたりして、その姿がかっこいいなあと思います」とのこと。「会場では芸能人の姿もよく見かけますよ」との情報も教えてくれました。
年に一度のコンサートに出かける時以外は、社長として大忙しの毎日。全国各地に出張に出かけることもしばしばですが、出張の際に欠かさずしていることがあるといいます。それは、時間を見つけて最寄りの神社に参拝に行くこと。「参道を歩いていると、リセットされるような感覚になります。神社はお願いをする場所ではなくて、感謝、お礼をする場所だと聞いてから、その感覚が好きになりました」。神社を訪れるたびに記してもらう「御朱印」を集めた御朱印帳を見せてもらうと、全国的に有名な神社から、一地方の神社までまさに全国各地の神社の名前がずらり。
「神様に感謝する心があれば、周りの人にも感謝できると思います。もし災難が身に降りかかっても、お参りしていたからこの程度で済んだのかなと思えば、心穏やかにいられますしね」。常に相手の立場になって考え、周囲への感謝の心を忘れない新井田社長になら、何でも安心して相談できそうです。
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