今週のあの店・この人
不動産ロード 代表取締役専務 森川 良 さん
「この土地で26年 地域とともに・・・」
不動産ロードは東山墓園線沿い、中央図書館前の道路を北に進むと右側にあります。青い外観が目印。向かい側にはサッポロドラッグがあります。
専務の森川良さんは、不動産ロード設立時からのスタッフ。現在の場所で開業してから今年で26年目になります。
同社では土地と建物の売買を主に手掛けており、その多くが従来のお客さんなどからの紹介とのこと。基本的には道南一帯の物件を扱っていますが、場合によっては遠方に出向くことも。「福岡にある持ち家を売りたい」との依頼を受けて九州まで行ったのが、これまでで最も遠くに出向いた記録だそうです。
そんな森川さんに不動産売買事情を聞いてみたところ、売り物件の場合は、「配偶者と死別した」「高齢になったので子どもと一緒に住むことにした」などの理由で持ち家を処分したい年配の方からの依頼が多いとのこと。年数で見ると築20年以上経っている物件が多いそうです。売りたい立場からすると、最も高い値段を付けてくれた不動産屋さんにお願いしたい気持ちになりますが、ほとんどの場合は不動産会社の買い取りではなく仲介になるため、高い値段で売りに出してもなかなか売れないとのこと。「不動産ロードでは実際に売れそうな価格をご提案しています」と教えてくれました。
買い手側の立場からこの地域の不動産売買事情を見ると、「中古物件の仲介だと、1000万円を切る物件がよく動いているようです」と森川さん。家を買うお客さんの年代は昔よりも下がっており、今は30代の方が多くなっているそうです。年齢的に若い場合には中古物件といえどもローンを組まないと手が届かないという現実が往々にしてありますが、ここで注意したいのが家計の状況。「ご本人がまだ若い場合、自動車ローンやキャッシングによる借り入れなどがないほうが家のローンが認められやすい傾向にあるようです」とのこと。家を買うためには、何年も前から計画的にやり繰りしたほうが良いようです。
とても大事な情報を何気なく教えてくれる森川専務。「お客さんの多くが紹介」というのも、納得できる気がしました。
不動産ロード 函館市鍛治1丁目20-8 TEL:0138-52-8680 ホームページへ