函館不動産ウェブ：気になる物件見てきたよ『プライムオブライフ：安心のサポート、高齢者賃貸マンションとは』

気になる物件見てきたよ(^^)

安心のサポート、高齢者賃貸マンションとは

今回ご紹介するのは、函館市高松町にある終身契約タイプ高齢者賃貸マンション「コラソン」。満60歳以上を対象としたマンションで、保証人がいない、障害や病気のため自宅での生活に不安がある、夫婦どちらかが要介護状態になっても2人で暮らしたい、などの条件のいずれかに該当する人が入居できます。また、障害のある方や要介護認定の方は60歳未満でも入居可能です。

見学者は70歳の男性。息子さんと娘さんが本州に住んでいるため、この先の一人暮らしに不安を感じているとのこと。この日は娘さんが付き添いに本州から訪れました。

コラソンは3階建てで、お1人様向きの1ルームタイプ3室、ご夫婦向きの1DKタイプ8室の計11室。今回は1ルームタイプを見学します。白くて清潔な廊下を通り、現在空いているお部屋へ。部屋に入るとすぐ左手にキッチンが、右手にはトイレと洗面台・ユニットバスなどがあります。フローリング敷きの居住スペースは15畳。べランダに面した大きな窓があります。

一見してわかる特徴は、トイレやお風呂、玄関など様々なところに手すりが付いていること。浴槽から上がる際や靴の脱ぎ履きなど、少し力が必要だったり体勢が不安定になりがちな箇所に取り付けられています。「将来必要になった際には部屋全体に手すりを取り付けられるように、今手すりがない箇所にもあらかじめ腰の高さに下地が入っています」と担当者。「しっかり配慮されているんですね」と娘さん。

マンションはオートロック方式のため、居室にはインターホンが付いています。使い心地を試すため、娘さんが一旦外に出て実際に押してみました。娘さんの姿がカラーではっきりと画面に映し出されたのを見て、「誰が来たかが分かって安心だね」とお父さんも納得。

ひと通りお部屋を見学したので、あらためて館内を見せてもらうことにしました。【広々とした廊下にはコインランドリーがあります。部屋にも洗濯機を置くスペースがありますが、乾燥機だけ使うこともできるので、重宝しそうです。エレベーターは車いすでも悠々と入れる幅と奥行き。万が一の際にはストレッチャーごと乗ることができるそうです。】注目は、館内に設けられた物置(トランクルーム)。1Rタイプでは3畳、1DKタイプでは3.5畳の独立した物置が付いており、普段使わないものを収納することができます。タンスなどがすっぽり入る大きさなので、普段着ない服などを入れておくことも可能。「いちいち外に出なくても物を出し入れできるのがいいね」とお父さんも感心したご様子です。

最後に、1階のコミュニティーホールでマンションの説明を聞くことに。ここは普段、入居者の食堂として使用されています。お昼は一般にも食堂として開放しているそうです。
ここ「コラソン」の運営会社は、終身契約タイプの高齢者マンションを運営している北海道で唯一の会社。入居者は、その部屋を生涯にわたって借りることができます。更新手続きや更新料・権利金なども不要で、自宅と同じように住まうことができるのが特徴です。食事の提供や生活支援サービスなどを行うスタッフが常駐していますが、必要がなければサービスを受ける必要はなく、自立した生活を営むことも可能。「集団生活を強要するものではなく、一般のマンションと同じくそれぞれのスタイルで生活していただけます」とのこと。

現在の入居者は80歳前後の方が多く、ほとんどが比較的健康な方だそうです。食事は3食付けることができますが、朝夕を食堂で摂り、お昼は自分の部屋で作ったり外食したりする方が大半とのこと。生活支援サービスには外出送迎(週1回まで)や電球などの交換も含まれているとのことで、「困った時にすぐ助けてくれる人がいるのはいいね」とお父さんも気に入ったご様子。娘さんも「普段は自立した生活ができて、受けたいときにサポートが受けられるという体制がとても良いと思うので、今後他のきょうだいも含めて前向きに検討したいと思います」と話していらっしゃいました。